MECE(ミーシー)とは?ロジカルシンキングのフレームワークで思考の抜け漏れを防ぐ!

MECE(ミーシー)

1.MECE(ミーシー)とは?

MECEの読み方は、ミーシーもしくは、ミッシーと読みます。

そんなMECEは、ロジカルシンキング(論理的思考)では超重要で有名な基本要素です。

今回はMECEについて覚えて、しっかりと使えるようにしていきましょう!

1-1. MECEとは「漏れなく、だぶりなく」

結論から述べると、

MECEとは、「漏れなく、だぶりなく」思考を整理することです。

MECEは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略となっており、

  • Mutually(互いに)
  • Exclusive(重複せず)
  • Collectively(全体を)
  • Exhaustive(網羅する)

の頭文字をとったものとなっています。

したがってMECEとは、「互いに重複せず、全体を(漏れなく)網羅」できている状態をさします。

1-2. MECEはフレームワーク?

MECEは、厳密に言えばフレームワークではなく、思考を整理するための考え方です。

MECEに考えることで、漏れなくだぶりなく思考を整理することができます。

そのため、プレゼンや商談する際に思考が論理的に整理されているため、相手に話が伝わりやすくなります。

2. MECEの使用例

MECEは、主にビジネスの場で使われることが多いですが、身近で簡単な例から説明します。

あなたはいまから、意中の方をデートに誘う準備をします。

どこにいくか、MECEに考えていきましょう。

2.1 カテゴリ分けをする

MECEで重要なことは、カテゴリを分けることです。

デートに誘うとしても、どんな場所でなにをするかはおそらく無限に出すことができるでしょう。

MECEは、きれいなカテゴリ分けがポイントです。

2-2. MECEじゃない例

漏れが発生している

下記は、漏れが発生している場合です。

気持ちが先行しすぎて、行きたい場所を列挙しているだけですね。

映画館デートや、動物園デートもできることですが、考えから抜けて漏れとなっています。

mece_漏れあり

このフェーズは、早すぎます。

テーマが絞られておらず、漏れが多く発生しています。

ダブりがある

下記は、ダブりが発生している場合です。

「国内旅行」と「海外旅行」のように、カテゴリ分けをして大枠をとることは大正解ですが、まだまだ範囲が広すぎてダブりが発生しています。

MECE ミーシー

これは、どちらでも同じことができるため、テーマの大枠として使うべきもの。

MECEを作っていく段階で必要なものですが、まだダブりが発生しています。

2-3. MECEな例

MECEな状態は、国内旅行、海外旅行の例のように、ダブりのみが発生している状態から、徐々に絞り込んでいきます。

MECE(ミーシー)MECE(ミーシー)な状態

テーマを明確に絞り込める状態にすると、検索で全量が洗い出せます。

最後の決め手は、相手の好きなところなど臨機応変に決めるだけでいいでしょう。

3. MECEに近づく重要事項と方法

MECEはフレームワークとして、漏れなくダブりなくと言われています。

そのため、一発で漏れなくダブりがない状態を作ると思われがちです。

しかしそうではなく、

MECEは、考えられる最大値のカテゴリから条件を設定した上で、ダブりがある状態を徐々に解消していった結果です。

条件設定やカテゴリを分けることが、MECEではとても大切なことです。

3-1. カテゴリ分けして絞り込んでいく

MECEな状態を作るためには、大枠を、考えられる最大値で持つ必要があります。

大枠から絞り込んでいくことで、気づかなかった漏れに気づくことができます。

3-2. MECEに考えるアプローチ方法

MECEに考えるためには、アプローチ方法も重要です。

大きく分けて、アプローチ方法には「トップダウンアプローチ」「ボトムアップアプローチ」の2つがあります。

トップダウンアプローチ

トップダウンアプローチでは、”全体から詳細へ絞り込んでいくこと”が求められます。

カテゴリ分けをすると記載したものが、こちらのトップダウンアプローチです。

最大の枠から降りて行くことで、漏れを防ぎます。

ボトムアップアプローチ

ボトムアップアプローチでは、”詳細を集め、全体の像を見えるようにしていくこと”が求められます。

ボトムアップアプローチが、大枠が見えず、カテゴリ分けができない際に使うべきこと。

漏れが発生しやすくなるため、簡単なアプローチで大枠を捉えたら、トップダウンアプローチを本格的に実施するといいでしょう。

3-3. 要素ごとに分類するビジネスフレームワーク

MECEな状態を作るためには、使えるビジネスフレームワークを駆使することが大切です。

MECEはあくまでも、フレームワークではなく考え方に近いものがあるため、様々なビジネスフレームワークで武装していきます。

3C分析

3C分析は、MECEを考えるビジネスフレームワークで、かなり重要な要素です。

3C分析は、ビジネスフレームワークの中でも、マーケティングフレームワークとして、広く知られており、

  • Customer(顧客)
  • Competitor(競合)
  • Company(自社)

の3つのCをもとに、要素を分解していきます。

4P分析

4P分析も、3C分析同様に、ビジネスフレームワークの中でも、マーケティングフレームワークとして知られ、

  • Product(製品)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(宣伝)

の4つのPをもとに、要素が分解されます。

SWOT分析

SWOT分析は、ビジネスフレームワークの中でも、戦略の考えるうえでよく使われるフレームワークです。

  • Strengths(強み)
  • Weaknesses(弱み)
  • Opportunities(機会)
  • Threats(脅威)

の4つの頭文字からとられ、それぞれで要素を分解します。

5W1H

5W1Hは、MECE同様に、フレームワークではなく考え方の1つです。

  • Who(誰が)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • What(なにを)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

の頭文字からとれれており、要素を分解しています。

ほかにももろもろありますが、広く知られているフレームワークは、これらではないでしょうか。

3-4. 時間軸で分類するビジネスフレームワーク

バリューチェーン

マイケルポーターが、「競争優位の戦略」の中で提唱したビジネスフレームワークが、バリューチェーンです。

事業をおこなっていく上で、どういった工程で価値を生み出しているかを漏れなくだぶりなく分析するためのフレームワーク。

価値連鎖という意味で使われるビジネスフレームワークです。

プロダクトライフサイクル(PLC)

製品のライフサイクルは、戦略を考える上で使用されるビジネスフレームワークです。

  • 拡大期
  • 成長期
  • 成熟期
  • 衰退期

上記の4つの期間で漏れなくだぶりなく戦略を時系列にならべるためのビジネスフレームワークとなっています。

AIDMA

AIDMAも、MECE考える上で重要なビジネスフレームワーク、マーケティングフレームワークとして使われます。

  • Attention(認知)
  • Interest(興味)
  • Desire(欲求)
  • Memory(記憶)
  • Action(行動)

上記5つから頭文字をとったものとなっています。

コンテンツマーケティングでは、AIDMAが重要なフレームワークとしても考えられているでしょう。

4. まとめ

いかがだったでしょうか。

MECEは、「漏れなくだぶりなく」というシンプルな考え方ですが、整理の方法が多岐に渡っています。

しかしビジネスフレームワークのすべてが、要素(カテゴリ)ごとに分けていることがわかったと思います。

MECEを考える上で重要なことは、カテゴリをわけることです。

ぜひ、MECEを習得してみてください!