ベーシックインカムとは?人工知能に仕事が奪われてもベーシックインカムがあるなら大丈夫?

ベーシックインカムとは

1. ベーシックインカムとは?

最近は人工知能の発展が目覚ましいですね。

人工知能の発展において、人の仕事がなくなっていく現状は避けては通れないでしょう。

そんなところで、ベーシックインカムという存在が、もしかしたら今後本格的に議論されるかもしれません。

今のうちに、ベーシックインカムとはなにか、なぜいまベーシックインカムなのかを知っておきましょう。

ベーシックインカム

1-1. ベーシックインカムとは?

ベーシックインカムとは、

ベーシックインカムとは、国民全員が最低限の生活を送ることができるように、無条件で最低の所得を保証するものです。

ベーシックインカムとは、年齢・性別・所得に関係なく、所得の保障として、”一定額の現金”を支給する制度のことです。日本語では「最低所得保障」とも言われます。

日本では現在、何らかの理由で働けなくなった人、定年退職した人に対しては生活保護があり、失業した人には失業保険といった社会保障制度があります。

しかし、生活保護や失業保険では審査が非常に厳しいことなどから、すべての国民が最低限の所得を得ることができない現状があります。

そういったところから、ベーシックインカムという社会保障制度が語られるようになりました。

1-2. ベーシックインカムを導入してる国

ベーシックインカムは、多くの国で試験的に導入されてきています。

  • オランダ
  • フィンランド
  • イタリア
  • カナダ
  • ナミビア

ほかにも導入している国はいろいろありますが、代表的な国は上記だといえるでしょう。

ベーシックインカム

1-3. ベーシックインカムの起源とは?

ベーシックインカムの起源は、1597年のイギリスにあると言われています。

救貧法と呼ばれる法律がベーシックインカムの起源となっており、人々から救貧税を徴収し、貧困層へ給付するというものがベースになっています。

どちらかと言えば、年金や、生活保護等のいまある社会保障制度に近いものがありますが、ベーシックインカムの一番のすごいところは、無条件ですべての人に現金を給付するというところにあります。

1-4. なぜいまベーシックインカムなのか

さて、ベーシックインカムとはなにかを知ったところで、なぜいまベーシックインカムなのか考えていきましょう。

ご存知の方もいるはずですが、やはり、昨今の時代背景で話題にあがっている人工知能が1つ、議論を加速させています。

人工知能の登場は、失業を加速させる1つの要因であることは間違いありません。

人工知能によって、多くの単純作業が機械に置き換わることで、人々は働き先を失います。

働く場所のなくなった人を救済する社会保障としてのベーシックインカムは、無条件で最低限の所得を保証してくれるため、大きな力となるはずでしょう。

2. ベーシックインカムの影響とは?

ベーシックインカムがなにかわかったところで、実際に日本に導入された場合どうなるか気になることでしょう。

ベーシックインカムを実際に導入している国からのケーススタディによって、日本にベーシックインカムが導入された場合にどうなるか、少し見えてくるかもしれません。

ベーシックインカムとは

2-1. フィンランドでは生活レベルがあがった

まず、ベーシックインカムを導入したフィンランドでは、生活レベルが向上したと言われています。

フィンランドでは2017年1月1日より、無作為に選ばれた失業者2000人に対してベーシックインカムとして、ひと月およそ600ドルを2年間支給する、ベーシックインカムの試験導入が実施されました。

これによって、シングルマザーの生活改善や、失業した人が立ち直り、会社を立ち上げ成功したりと、さまざまな良い効果が現れたようです。

低賃金で長時間働いていた人や、シングルマザーにとっては、時間に余裕ができたと、生活レベルが向上したことが目に見えてわかったと報告されています。

2-2. 貧困地域の犯罪率が低下?

ベーシックインカムの導入は、犯罪率の低下にも影響を及ぼしています。

貧困層は、生きるために、盗みを働いてしまうことがあるでしょう。

実際に、ナミビアではベーシックインカムの導入によって、犯罪率等が低下しています。

「UBI(Universal Basic Income)パイロットプロジェクト」が行われました。すると、1年後には犯罪率が36.5%、貧困率が18%、失業率が15%下がり、所得の水準も29%上がったとの結果が得られたと言います。

実際に所得が保証されることで、犯罪に手を染める必要がなくなります。

そして、いままで働くことを余儀無くされていた子供達も、きちんと学校に通うことができるようになったといいます。

学校に通い学ぶことで、将来よりハイレベルな仕事ができるようになり、経済にもいい影響を及ぼすことが期待されています。

ベーシックインカムとは

2-3. 日本でベーシックインカムが導入された場合は?

日本では、生活の水準が他の国と比べて高いため、あまり目に見えて変わるイメージはないでしょう。

しかし、現在でも多くの失業者や、シングルマザー、シングルファーザーが生活で苦しんでいます。

あまり意識して見ていない世界で、ベーシックインカムが力を発揮します。

また、今後人工知能の発展のよっては、自分の身にもよい影響を及ぼしてくれる可能性は非常に高いでしょう。

3. ベーシックインカムの問題点

ここまでベーシックインカムの良い面を見ていきましたが、ベーシックインカムは、良い面ばかりではないです。

実際に考えられるベーシックインカムのよくない点とはなんでしょうか?

ベーシックインカムとは

3-1. 人が働かなくなる?

ベーシックインカムは、最低限の所得の保証をしてくれるため、働かなくてもいいかとなる人が出るでしょう。

無条件で現金がもらえるとなると、働く意味を見出せず、働かない人がどれくらい出てくるかは予測が難しいです。

どれだけ人工知能が仕事を奪おうが、働かない人は働かないでしょう。

ベーシックインカムは、働かないプー太郎を増やす可能性が非常に高いです。

3-2. 働く人、働かない人の間に差?

ベーシックインカムの制度は、無条件で現金をもらえるものなため、働く人と働かない人に対して、現金的な差は生まれないでしょう。

無条件で所得の保証をするものですから、働いている人には支給されないものかと思われます。

働いて、ベーシックインカムの所得を超え、自ら生活のレベルをあげるか、ベーシックインカムで最低限の暮らしをするかは人それぞれかもしれません。

ベーシックインカムとは

3-3. 財源はどこから?

さて、ベーシックインカムは無条件で最低限の所得の保証をしてくれるものですが、そのお金はどこから出てくるのでしょうか?

おそらく、増税が1つの観点になってくるでしょう。

また、人工知能が発展する場合、人工知能が稼ぐお金に対しての特別税が課せられる可能性もあります。

どういった方法でベーシックインカムの財源を確保するのかは確定していないため、今後の進展が楽しみですね。

4. まとめ

ベーシックインカムとはなにか、理解することはできましたでしょうか。

ベーシックインカムは良い面も多いですが、よくない面もあり、今後さまざまな議論が進むでしょう。

人工知能の発展が、今後より加速することで、ベーシックインカムを聞くことも多くなるでしょう。

ぜひ、ベーシックインカムについて覚えておき、今後の議論を注目していきたいですね。

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